けいすけのフィットネスブログ

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無月経とトレーニング効果の関連性

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こんにちは!

パーソナルトレーナーのけいすけです!

 

今回は以前の記事でお伝えした「無月経」とトレーニングがどのような関連性があるのかをお伝えしていきます。

 

keisukefit.hatenablog.com

 

 

無月経の要因として考えられるのが、エネルギー不足・体重減少・オーバートレーニング・ストレスなどが挙げられます。

 

①内分泌機能低下による食欲調整機能の低下

人は情緒の安定性を求めるため、血糖値を高めて一時的な脳の興奮作用、セロトニン分泌を図ろうとします。これが過食の原因となりますが、こうした抗ストレスの反応に対して、コルチゾールの分泌量が増えて、血糖値上昇をさらに上昇され、さらには体内でグレリンが分泌され過食傾向をさらに強めます。

こうしたサイクルの一方で、満腹感につながるレプチンの分泌量は減少します。

 

視床下部での性ホルモン分泌調整機能の低下

性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が減少し、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンも減少します。結果エストロゲンが減少することで、無月経骨粗鬆症のリスクが高まります。

 

 

 

 

 

 

[トレーニング効果への影響]

特にアスリートにとって、試合のパフォーマンスには一定以上の筋量・骨量が求められます。

その時にタンパク質の同化促進、分解抑制を担うアナボリックホルモンが重要となります。

しかし、無月経ではアナボリックホルモンが減少し、トレーニング効果が半減する可能性があると言われています。

つまり無月経の女性は運動パフォーマンス低下、骨密度低下、自律神経の乱れ、食欲調整機能の低下など、数多くのリスクを抱えることになります。

 

 

 

 

[成長期での懸念点]

身長や体重が劇的に変化する成長期では、過度なダイエットなどを続けると、月経異常や筋量・骨密度の低下に繋がります。

そうなる前に、過剰にならない程度で身長の増加に合わせ、体重も増やします。適度に運動を重ねて骨量・骨密度を高めることが大切です。

食事バランスを気をつけて、栄養が偏らずに正常な月経を保てていることが大切になってきます。

 

 

 

 

[まとめ]

アスリートはハードな運動・トレーニングにより、骨に長軸方向の負荷が多くかかり、微細な損傷→回復のサイクルも生まれます。一般的にはアスリートの方が骨密度・骨量は高くなります。

しかし、10代で1年以上の無月経を経験していたり、BMI値が18.5以下の痩せすぎに分類されているなどの条件に当てはまる場合、非アスリートよりも骨密度が低くなる傾向があります。

体組成を意識して、ダイエットに熱が入るのはダメなことではありません。ただし、健康面もしっかり意識したダイエットが長期的に続く秘訣になります。