けいすけのフィットネスブログ

パーソナルトレーナー「けいすけ」のブログです。有益なダイエット情報を発信中

MENU

女性ホルモンの大切さについて 〜エストロゲン編〜

f:id:keisukefit:20210830135745j:plain


こんにちは!

パーソナルトレーナーのけいすけです!

 

今回は身体を作るホルモンでも特に「女性ホルモン(エストロゲン)」についてお伝えしていきます。

 

 

 以前にホルモンの働きについてまとめております。

keisukefit.hatenablog.com

 

 

 

女性ホルモンであるエストロゲンは、ステロイドホルモンで卵巣の顆粒膜細胞、外卵胞膜細胞、胎盤、副腎皮質、精巣で生成されます。卵胞の発育とともに産生されるため、「卵胞ホルモン」とも呼ばれています。

 

 

 

 

[エストロゲンの作用]

①女性性器の発育促進

思春期においてエストロゲンは卵巣、子宮、膣、外性器の発育を促します。成人器では卵胞の発育を促進します。卵管の運動性を高め、卵胞の顆粒膜細胞の卵胞刺激ホルモンに対する感受性を増加させ、分裂活動を盛んにします。

またエストロゲンの分泌量増加に伴い、子宮粘膜の血流が増加するのに伴い子宮筋は肥大し、自発収縮が盛んになります。他にもエストロゲンにより膣での細胞分裂、膣上皮の角化が促進します。

 

代謝への作用

男性ホルモンとは異なり、タンパク質代謝に対する作用は強くないが、一方でTCA回路の促進作用を持ちます。脂肪細胞における脂肪合成を亢進させることで、血中コレステロールが減少します。

 

③性欲亢進

エストロゲン視床下部の性中枢を興奮させると考えられています。

 

④皮膚のターンオーバー

エストロゲンが増加すると皮膚細胞の増殖が促進し、ターンオーバーが早まるとされています。ある研究によると、エストロゲンが表皮細胞の生成、成熟、剥離のいずれにおいても重要な役割があるとの結果が出ています。

 

⑤血管への作用

エストロゲンはさまざまな機序によって動脈硬化を抑制されます。血管の健康状態を維持しているとされています。

 

 

 

 

[エストロゲンの種類]

エストロン(E1)

副腎・性腺で生成されるステロイドホルモン、アンドロステンジオンより生成されます。生理活性能はエストラジオールの1/3~1/2、エストリオールの5倍と言われ、閉経後の主要エストロゲンとして知られています。

 

エストラジオール(E2)

エストロゲンで最も生理活性能が高くなります。主に卵巣で産生され、妊娠中は胎盤エストロゲンの一部として働きます。思春期や不妊症、更年期、閉経における卵巣機能の評価基準となります。

 

エストリオール(E3)

妊娠時母体の肝臓と胎盤、胎児の副腎にて生成され、胎児の生命状態の指標となります。

性腺の発育を促し、出産時に子宮頸管を拡張します。

 

 

 

 

 

[エストロゲンの欠乏に関する疾病]

エストロゲンは18~40歳で分泌量が最も多く、閉経前後で急激に減少します。この分泌量の変化が激しい時期を更年期と呼び、その時期は40代後半と言われていますが個人差はあります。

全身の臓器に影響するエストロゲンの分泌量が低下することで、人体には以下のような症状が見られます。

・月経異常

・血管運動性神経系症状

・精神神経系症状

・泌尿生殖器の萎縮

・高コレステロール血症・心血管系疾患

骨粗鬆症

 

 

 

 

 

[症状への緩和方法]

①バランスの良い食事

②良質な睡眠

③積極的な運動

 

また、味噌や醤油に含まれるイソフラボンの1つであるダイジンからは、腸内フローラの代謝によってエクオールが生成されます。エクオールエストロゲン活性により、更年期障害の緩和や予防効果が報告されています。