けいすけのフィットネスブログ

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ダイエット成功の鍵!? 〜月経周期を理解〜

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こんにちは!

パーソナルトレーナーのけいすけです!

 

ダイエット成功には様々な要因が大切になってきます。

今回は女性に特化して「月経周期」についてお話していきます。

この月経周期はホルモンと密接に関係しており、身体の体調などを整える重要な役割をしています。

 

以前のホルモンや女性ホルモンについての記事をまとめていますので、是非ご覧くださいませ。

 

keisukefit.hatenablog.com

 

 

keisukefit.hatenablog.com

 

 

keisukefit.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

[月経周期について]

月経周期とは、月経開始日から次の月経前日までの日数のことを言います。一般的には「28日」と言われていますが、日本産婦人科医会やその他の協会などは「25日〜38日」を正常な月経周期と定めています。

 

(正常な月経)

・月経開始年齢:12歳

・月経血量:50ml~180ml

・凝血:なし

・周期:25日〜38日(変動6日以内)

・月経の持続日数:3〜7日以内

排卵:あり

 

 

 

 

[月経周期の3フェーズ]

①卵胞期

月経の後、性腺刺激ホルモン放出ホルモンが視床下部より分泌されます。

その作用として下垂体前葉から卵胞刺激ホルモンが分泌されます。卵胞刺激ホルモンにより、卵巣内の原子卵胞のうちの一つが成長し「成熟卵胞」となります。成熟卵胞よりエストロゲンエストラジオール)が分泌され、子宮内膜が増殖します。

 

排卵

排卵期にてエストロゲンの分泌量がピークに達します。すると下垂体前葉から黄体化ホルモンが分泌され、その作用で成熟卵胞から卵子が排出されます。排出された卵子は、卵管の外側端にある卵管采に補足され、精子を受け入れる体制が整います。排卵期から黄体期→月経に至るまで、子宮内膜は分泌期に入ります。

 

黄体期

排卵後、卵胞膜は3~4日後に黄体へ変化し、プロゲステロンを分泌します。エストロゲンの分泌で増殖した子宮内膜は、プロゲステロンによって維持され、受精卵の着床の準備を整えます。受精卵が子宮内膜に着床することにより、妊娠が成立します。

 

 

 

 

[排卵の特徴]

性成熟期の女性の卵巣皮質には、様々な形態の卵胞が存在します。そのほとんどが未熟な原始細胞であり、胎生期に最大になり、出生後減少し続けます。卵巣内の原子卵胞は、左右で約50万あるとされています。

 

 

 

 

[エストロゲンのフィードバック機構]

体内の恒常性を維持するために備わっている連絡網に似た機構を「フィードバック機構」と言います。その代表的なものがエストロゲンのフィードバック機構です。

主に「ポジティブフィードバック」と「ネガティブフィードバック」の2種類があります。

 

①ポジティブフィードバック

視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、下垂体前葉から卵胞刺激ホルモンが分泌されます。それにより卵胞からエストロゲンが分泌されますが、エストロゲンが一定以上に達すると、ポジティブフィードバックにより性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が促進されます。これにより下垂体前葉から大量の黄体化ホルモンが分泌され、排卵が促されます。

 

②ネガティブフィードバック

卵胞が未発達の間、エストロゲンの濃度は一定範囲内に収まっています。その濃度が上昇すると、ネガティブフィードバックにより性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が抑制されます。エストロゲン濃度が低下すると、ネガティブフィードバックによる抑制が弱まります。一連の機構により、エストロゲンの濃度が一定範囲に保たれます。

 

 

 

 

[月経周期に伴う体調の変化]

基礎体温

①低温期

月経〜排卵が起こるまでの約2週間、体温が低くなります。

②高温期

排卵期に一気に体温が上昇し、次月経が始まるまでの期間。

 

(食欲)

エストロゲンの分泌量がピークを迎える排卵期には、食欲中枢を抑制する作用により食欲が低下します。黄体期には、プロゲステロンにより食欲が亢進される女性が多くなります。

 

(排便)

エストロゲンには腸管の働きが高まり、プロゲステロンには逆の抑制効果があります。

 

(浮腫)

エストロゲンプロゲステロンにはどちらも水分貯留作用があります。浮腫ならびに食欲亢進の影響で、黄体期に体重が1~2kg増えることもあります。

 

(精神面)

月経周期における精神面の変化として、代表的なものが「月経前症候群PMS)」と呼ばれる症状です。月経前の3~10日間を中心に、イライラ・下腹部痛・腰痛・憂鬱などの症状が見られます。これらはいずれもプロゲステロンの分泌が関与しているとされています。

一方で、エストロゲンの分泌量が増える卵胞期は、食欲の抑制・気分の高揚・記憶力の向上などが見られます。エストロゲンオキシトシンの感受性を亢進する作用もあり、相対的に黄体期よりも卵胞期の方が気分が良い状態が多いのも、それが影響していると言われています。