疲労の原因は「アレ」だった!?
こんにちは!
パーソナルトレーナーのけいすけです!
皆さんは「疲労」と聞くと、どのような原因が思い浮かびますか?
・体力低下
・筋疲労
・栄養不足
・内臓疲労
・脳疲労
・睡眠不足
色々考えられるかと思います。
今回はその中でも「低胃酸」が原因について考えていきたいと思います。
[現代人は胃酸が多い?少ない?]
現代人は人間関係や仕事のストレスで、胃がキリキリすることがよくあるかと思います。
そのため現代人は胃酸が多いと考えられています。
ただ厳密に言うと「空腹時の胃酸が多い」と言えます。
このケースで問題なのが、「栄養吸収時に必要な胃酸が足りずに、しっかり食べていても消化分解の過程がスムーズに行かず、疲労が蓄積していく」ことにあります。
(胃がなぜ胃酸で溶けないのか?)
胃酸は非常に強力な溶解液であり、殺菌力も非常に高いのが特徴です。
そんな胃酸から胃を守っているのが、胃の内壁に数mmという非常に薄く付着する胃粘液です。この胃粘液が少なくなってしまうと、胃にダメージが生じてしまいます。
[低胃酸で生じる問題と原因]
先ほどもお伝えしたように現代人は空腹時に胃酸過多、食物を分解する際は低胃酸が多い傾向です。
以下の栄養素はこの低胃酸の影響により、低分子化されず悪影響を及ぼすとされています。
・タンパク質
・亜鉛
・鉄
・カルシウム
・葉酸
・βカロテン
(低胃酸チェック方法)
低胃酸かどうかをチェックする簡易的な方法として、重曹を用いた方法があります。
①重曹小さじ1/3杯を100mlの冷水に溶かした重曹水を用意します。
②重曹水を飲み、5分以内にゲップが出れば胃酸は正常量。
[低胃酸に対して積極的に摂りたい栄養素]
酸性であるナイアシンが、胃の酸度を増加させます。
(胃酸過多の場合は、過剰摂取で胃痛や吐き気を引き起こすので注意)
食欲を正常に保ち胃酸の分泌を高めます。
③アミノ酸
胃酸の形成に必要です。
④亜鉛
人は、胃酸の元となる塩酸を塩(塩化ナトリウム)を分解して生成します。その過程で働く酵素を亜鉛が活性化させます。
⑤消化の良い食物全般
胃酸、胃粘液、消化酵素等の大量な分泌量増加による胃へのダメージが少なくなります。
さらに食事で胃酸や唾液の分泌を促すものとして、次の食材が挙げられます。
・酢の物
・パセリ
・ミント
・しょうが
・レモン
これらを食前に摂取するのがオススメです。
[低胃酸を誘発する危険性のあるもの]
①ピロリ菌
胃の粘膜に存在する細菌で、胃の炎症を誘発します。
②胃薬
体内で低下している動きを薬で補うという行為が日常化すると、薬を飲まないと身体本来の機能が発揮されなくなるというケースです。
あまり薬には頼りすぎない事が大切です。
③精製糖質
消化吸収に負担が多くなります。
④冷たい飲み物
胃の萎縮を誘発します。
⑤ストレス過多
ストレスにより胃酸が増える傾向があるが、その反動により食事の際に胃酸が減少しがちになります。
⑥脂っこいもの
大量の胃液が必要で、胃への負担が大きくなります。
⑦アルコール
胃粘液に影響を及ぼします。
現代では常に様々なストレスに対応しないといけないため、胃酸の増減は激しくなりやすいです。
しっかりと栄養バランスを考え、偏った食事にならないように心がけていきましょう。
ではまた!