コロナに負けない最強食材はこれだ!!
こんにちは!
パーソナルトレーナーのけいすけです!
皆さんは普段から栄養バランスを意識して食事をしていますか?
特にウイルスや病原菌から身体を守るために、免疫力アップは必要不可欠です。
そんな中、魚介類や海藻類は栄養素が豊富な食材として知られています。
さらにその中でも特に栄養価が高いと言われているのが「牡蠣」になります。
今回はこの「牡蠣」について詳しくお話ししていきます。
この牡蠣の栄養を説明する上で欠かせないのが、「亜鉛」と呼ばれる栄養素になります。
[亜鉛について]
亜鉛は通称「セックスミネラル」とも呼ばれており、特に男性生殖器の機能を正常化・活性化させるのに重要なミネラルとして知られています。
そのほか、亜鉛は味覚(味蕾細胞)の形成、酵素の生成、免疫強化、神経系への働きかけなど、幅広い生命維持活動に関わっています。同時に亜鉛は国内外問わず、多くの人々に不足している栄養素とも言われています。
複数の研究では男性の精子の数が、以前よりも少なくなっていると報告されています。
一般的に健常男性は精液1ccあたりに精子は約1億個いるとされています。精子の数が2000万個を下回ると不妊になると言われている中、現代男性は2500万個〜6000万個/ccほどとされています。この数値は約50年前の男性と比較して約半分程度とする報告もあります。
この原因はいくつか考えられます。座りっぱなしの生活習慣、運動不足、食習慣など。
栄養学的側面から考えた場合、その原因として非常に有力なのが亜鉛の欠乏と言えます。
亜鉛は、体内の約3000種類以上のタンパク質、そして1000種類以上の酵素に関与しているとされています。
代表的な酵素は以下のようなものがあります。
①アルコールデヒドロゲナーゼ
→アルデヒド、アルコールなどを分解
②SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)
→活性酸素の除去、免疫機能強化に働く
③メタロチオネイン
→体内に侵入した金属や毒素を発現しにくくする
(体内への吸収)
亜鉛の吸収を促進するものはタンパク質全般です。亜鉛は魚介類・肉類・豆類などに含まれるため、食品で摂取するように心がければ自然と消化吸収を促進できます。
一方で亜鉛の吸収を阻害する要素として、フィチン酸・結着剤・ポリリン酸ナトリウム・増粘剤などが挙げられます。
これらのことから加工品の摂取はあまりオススメしません。
[牡蠣のその他の栄養素]
(鉄分)
鉄はタンパク質と結合し、ヘモグロビンとして全身へ酸素を運搬します。
欠乏すると、動悸・めまい・肌トラブル・食欲不振・苛立ち・抑うつ感にもつながります。
人体は鉄や亜鉛などのミネラルがバランス良く存在することで、健康を維持できます。単一のミネラルに偏って摂取しても効果は薄いため、亜鉛・鉄分のどちらも豊富に含む牡蠣は理想的な食材と言えるでしょう。
(ビタミンB12)
ビタミンB12は葉酸とともに赤血球の形成と成熟、および細胞の遺伝物質であるDNAの合成に必要です。神経が正常に機能するためにも必要で、ビタミンB12が欠乏すると貧血、手足の感覚異常を引き起こします。
[牡蠣の選び方]
最後に牡蠣の選び方についてお伝えします。
牡蠣には「生食用」と「加熱用」の2種類で販売されていることが多いです。この2種類は棲息していた海域によって分けられます。
・加熱用→沿岸
・生食用→沖合
川魚は海のものと比較して、臭みがあったりウイルスによる体調不良に注意が必要と言われています。沿岸部の牡蠣は山、河川の栄養分、プランクトンを多く含む一方で、ウイルスも多いため加熱調理が必須となります。
ただ加熱用は栄養が豊富で、濃厚でクリーミーな味わいを楽しめると言われています。
牡蠣の加熱の目安として、食品の中心温度が85°C以上の状態で1分間以上の加熱を行えば、感染症はなくなるとされています。