身体に必要な栄養素一覧 〜糖質編〜
こんにちは!
パーソナルトレーナーのけいすけです!
今回は「身体に必要な栄養素」シリーズとして、糖質についてお話していきます。
糖質(炭水化物)は分子量が小さい「単糖類・二糖類」、分子量が大きい「少糖類・多糖類」、分子量がとても大きい「食物繊維」に大きく分かれます。
[単糖類・二糖類]
炭水化物は単位になるブドウ糖などの単糖類がいくつ繋がっているかで分類されています。
(単糖類)
・果糖(フルクトース)
(二糖類)
・砂糖(スクロース)
・麦芽糖(マルトース)
・乳糖(ラクトース)
単糖類と二糖類の多くには強い甘味があり、消化吸収が速く血液内の血糖濃度(血糖)を上げやすく、食後の高血糖の原因にもなりやすいです。
ですので、一度に多く摂取しないよう注意が必要です。
[少糖類]
少糖類は単糖類が2〜10個程度繋がった糖質で、多糖類のでんぷんを原料にして酵素の力で分解して作られたものが古くからよく知られています。
製品化されたものにはデキストリン、マルトデキストリン、粉飴、水飴、麦芽糖、マービー、トレハロースなどがあります。
適度な甘味があり、消化吸収がゆっくりという特徴があります。
[多糖類]
単糖類がたくさん繋がったもので、主な多糖類にでんぷん・グリコーゲン・デキストリンなどがあります。この中でもでんぷんは非常に大切な働きを担っています。
でんぷんを多く含む穀類や芋類、豆類などは焼いたり煮たりすることで、人間に重要なエネルギー源になります。
[食物繊維]
食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」に分かれています。
(不溶性食物繊維)
種類としてはセルロース、ヘミセルロース、キチンなどがあります。
主な働きとしては便通がよくなったり、腸内の有害物質を排出します。
主な食材としては豆類、オクラ、ごぼう、きのこ類に多く含まれています。
(水溶性食物繊維)
種類としてはアルギン酸ナトリウム、アガロース、イヌリンなどがあります。
主な働きとしては血糖値の上昇を緩やかにする効果やコレステロールの吸収抑制及び排泄促進の働きをします。
主な食材としては海藻類、らっきょう、ニンニク、ごぼう、ライ麦、納豆などに多く含まれています。
[炭水化物の摂取方法]
炭水化物の摂取で気をつけなければいけない事は、単糖類や二糖類を一度にたくさん摂らない事です。
なるべく食物繊維と一緒に摂取することや、多糖類を摂ることを心がけましょう。
人間にとって大切なエネルギー源ですが、摂取過多になりやすいので量には気をつけて摂取していきましょう。
ではまた!