鉄分が健康に与える影響とは?!
こんにちは!
パーソナルトレーナーのけいすけです!
今回は以前に記事にした「鉄分」についてもう少し深掘りをしていきます。
前回の記事をまだ読んでいない方は是非そちらからご覧くださいませ。
上記の記事では、ヘム鉄を過剰摂取すると発がん性物質の生成を促すとされています。
また、ヘム鉄は生体内の過酸化脂質がヒドロキシノネナール、マロンジアルデヒドといった酸化二次生成物のアルデヒドを触媒することも知られていますが、このメカニズムを阻害する物質として以下のものがあります。
・カルシウム
・ビタミンC
・ビタミンE
・ケセルチン
[鉄とビタミンCの関係性]
取り込んだ鉄の吸収率はヘム鉄の吸収率は約10~25%、非ヘム鉄は約2~5%と言われています。いずれの場合も食事として吸収される割合が、非常に低いことが伺えます。
鉄の発癌性作用というのは、ここで吸収されない余剰分の鉄が、発がん物質を生む原因と捉えられています。それと関連しているのがビタミンCです。
ビタミンCと鉄を同時に摂取することで鉄の吸収率を飛躍的に高めることができると知られています。
[ヘム鉄摂取での注意点]
貧血に悩まされている人の中には、しっかりと食事で鉄を摂取できているという人が少なくありません。これに該当する人は、日々のストレスなどで腸内細菌の一つであり、常在菌のカンジダ菌が増えている可能性が考えられます。
カンジダ菌は鉄をエサとしているため、貧血改善で肉類を摂取した結果、かえってカンジダ菌のエサを増やして腸内環境を悪化させてしまうリスクがあります。
食事改善の方向性として、植物性食品の摂取量を増やして腸内環境の改善を図ることが大切です。
[赤身肉の摂取基準]
2007年に世界がん研究基金と米がん研究協会は、赤身肉の摂取量は週500g以内にすることが望ましいとされています。日常的に肉類を摂取している方は気をつけないとすぐにオーバーしてしまう可能性があります。
もちろん、がんの原因はヘム鉄以外にも可能性はありますが、明らかな原因リスクがある場合は、なるべく量を調整して摂取することが大切です。