あの栄養素でダイエット間違いなし!? ~part2~
こんにちは!
パーソナルトレーナーのけいすけです!
今回は前回の記事の続きになります。
是非そちらからご覧くださいませ。
前回もお伝えしたように、日本人の多くがこのマグネシウム欠乏に悩まされています。
その原因として多いのが、「マグネシウムが排出されやすい」という事です。
マグネシウムはエネルギーを産生・貯蔵・利用するミトコンドリアにとって、欠かせないミネラルの一つとなっています。体内でいうと、脳・心臓・筋で特に必要とされています。
{組織内のマグネシウム量}
・骨:約3000μg
・脳:約390μg
・腎臓:約310μg
・筋:約190μg
・心臓:約180μg
腸内環境を改善するために、腸の蠕動運動を促進するためにマグネシウムを多く含む硬水を多く飲むことを勧めるなど、様々な場面でマグネシウムの摂取を推奨する健康法が見られます。最近では、筋の疼痛・緊張緩和のために、皮膚へすり込むタイプのマグネシウム含有製品があります。
[マグネシウムの排出要因]
①高脂質・高タンパク質
ある日本の研究で、毎日朝食にバター60gと卵5個を摂取する生活を続けてもらったところ、実験開始8日目で尿中のマグネシウム・カルシウム量が増加。つまり両ミネラルの排出量が増加したと報告されました。
この研究は極端な食事内容ですが、ここで大切なのは「糖質制限+高脂肪・高タンパク食」といった偏ったバランスの食事を長期的に継続している方は、尿によるマグネシウムの排出量が増加する可能性が高くなるという事です。
②ストレス
ここでいうストレスは、仕事や対人関係による精神的ストレスだけではありません。スポーツやトレーニング伴う身体的ストレス、寒暖などの環境的ストレス、さらにはスマートフォンから目への光刺激などの、目・脳へのストレスも関わってきます。
ある研究ではストレス・不安を抱えると尿中マグネシウム排出量が増加するという結果が出ています。
ストレスを感じると、体内では神経伝達物質のアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンが機能するため、体内ではマグネシウムを断続的に消費すると言われています。
マグネシウム欠乏症として、うつなどの精神疾患との関連も指摘されています。人間関係の整理や対処など、根本となるストレスの軽減・除去も必要だが、栄養学的観点でマグネシウムを積極的に摂取することも大切です。
[マグネシウム排出を促す他の要素]
・カフェイン
・オメガ6
・アルコール
・低血糖
・慢性的な下痢
・消化不良