けいすけのフィットネスブログ

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あの栄養素でダイエット成功間違いなし!? ~part1~

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こんにちは!

パーソナルトレーナーのけいすけです!

 

今回はダイエットにおいて必要不可欠な栄養素について解説していきます。

今までの僕のブログ記事でも少しだけ登場しているものです。

それは、「マグネシウム」です。

比較的馴染みのない栄養素ですが、とても大切な栄養素ですのでしっかりとお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

[日本人は慢性的なマグネシウム不足]

マグネシウムは600種類以上の酵素反応と関与しています。反応の内容はエネルギー代謝やタンパク質合成など、多種多様です。

成人の推奨されているマグネシウム量は310mg~420mg/日の範囲と言われています。

しかし、現在日本人の平均摂取量は約250mg/日と言われています。

この要因としては、日本の土壌はもともと欧米と比較してミネラルが少ないことが挙げられます。加えて農作物のミネラル量も年々減少しているという報告もあります。

 

 

 

 

[代謝との関連性]

①解糖系、ミトコンドリア系両方に必須

リン酸化とは、各種の有機化合物の中でも特にタンパク質にリン酸基を付加させる化学反応のことを言います。生体内に存在するタンパク質の構造を変化させ、体内での機能を調節する役割があります。リン酸化の一つの作用として、酵素を非活性な状態から活性化させるというものがあります。

通常、酵素が活性化する際は体内のエネルギー通貨的存在であるATPがADPとPiに分かれ、Piが活性化エネルギーに使用されます。この反応に必要となる補因子がマグネシウムになります。

エネルギー代謝の過程においても、解糖系・ミトコンドリア系で働く10種類以上の酵素マグネシウムを必要とします。例えば、ブドウ糖→ピルビン酸へと変わる反応、ピルビン酸がミトコンドリアに運ばれる過程の両方でマグネシウムが必要になります。

 

②糖尿病・低血糖に効果がある

ある研究において、マグネシウム摂取量が多い人は、空腹時のインスリン濃度が低いことが判明しています。糖尿病患者等は、インスリン濃度が高い傾向にあります。彼らにみられるのは、常に血糖値が高い状態あるいはインスリンの抵抗性が高いため、インスリンが過剰分泌されているという状態です。逆にインスリンの過剰分泌で低血糖に陥っている人もいらっしゃいます。

インスリン濃度が低いということは、マグネシウムが糖尿病および低血糖のどちらに対しても、予防&改善ができることを示唆する結果でもあります。実際にマグネシウム欠乏によって発症リスクが高まる疾患の一つに糖尿病があります。糖尿病予備軍の方は、食生活で低糖質食を意識するだけでなく、マグネシウムの積極的摂取も必要といえます。

 

③骨密度との関係

マグネシウムは骨・歯に多く存在します。強い骨を作るにはカルシウムを摂取するのがよく知られていますが、カルシウムと骨密度には相関関係が見られないという研究結果が実は多くあります。

そして、様々な研究で「マグネシウムが骨密度を上昇させる」という報告がされています。骨や歯に多く含まれるのは当然カルシウムですが、マグネシウム等のミネラルとのバランスで成立しています。