けいすけのフィットネスブログ

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骨盤の特徴を理解して、ダイエット成功に導く!

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こんにちは!

パーソナルトレーナーのけいすけです!

 

今回はダイエット成功のための秘訣として、骨盤に着目してお話をしていきます。

骨盤の位置などが整うことで消化機能がアップしたり、見た目も引き締まった身体を手に入れやすくなります。

骨盤は男女で違いが見られますが、今回は女性の骨盤の特徴をお話していきます。

 

 

 

 

 

 

[女性の骨盤の特徴]

①骨盤腔が男性よりも広い

骨盤を見下ろすように観察すると、中央部に大きく開いた骨盤腔が見られます。骨盤は仙骨と左右の寛骨で形成されており、骨盤全体が底の抜けたバケツのような形状をしています。このバケツの内側に該当するのが骨盤腔です。

普段は骨盤底筋群に覆われている骨盤腔ですが、胎児は出産時に産道を通る都合上、女性の方がこの骨盤腔が、男性より女性の方が広くなっています。

 

②恥骨下角の角度が男性よりも広い

恥骨結合から恥骨に向かって走行する角度を「恥骨下角」と呼ばれます。一般的に女性の恥骨下角は約80°と、男性の約60°より広いとされています。

 

仙骨が男性よりも幅広く短い形状をしています

仙骨の幅が広いため、自然と左右の腸骨の幅も広がるため、男性よりも臀部が大きく見えやすくなります。

 

④腸骨翼の傾きが、より垂直に近い

腸骨上方の広がった部位を腸骨翼と呼びます。骨盤は男性の方がコンパクトな見た目なので、その分腸骨翼の角度も垂直に近いと思われがちです。男性の腸骨は、やや内旋気味な構造をしているのが特徴です。それに対して女性はより外旋位になっており、男性よりも垂直気味な構造で仙腸関節の関節面に付着していると考えられています。

男性の骨盤はより逆三角形が協調された形状であるため、腸骨は仙腸関節上で角度がついた状態で付着しているイメージです。女性の場合は、仙骨が男性よりも寸胴な形状をしているため、仙腸関節の関節面がより垂直に近い角度となります。

そのため、女性の腸骨には剪断力が生じやすくなります。仙腸関節上には仙棘靭帯、仙腸靭帯、仙結節靭帯なども付着しています。仙結節靭帯はハムストリングスにも付着しており、筋とともに骨盤体を補強する働きをなしています。相対的にみて、女性の方が男性よりも筋力が弱くなります。骨盤の形状や補強する組織の強さなど、複数の条件で女性の仙腸関節は緩くなりやすい状態と言えます。

 

 

 

 

[仙腸関節由来の骨盤の痛みとの関連]

骨盤の痛みとして仙腸関節に由来するものとしては、「仙腸関節の緩み」と「仙腸関節の緊張」の両方の可能性が考えられます。

 

仙腸関節が硬すぎる

可動性を確保できず、他の組織が代償的に作用する。

仙腸関節が緩すぎる

周囲の組織が仙腸関節を支えようと過緊張を起こしてしまう。

 

しかし、仙腸関節にアプローチしたから疼痛改善したというアプローチよりも、徒手的な刺激で周囲の神経系の過剰な興奮を改善できたというケースも多く考えられます。

 

 

 

 

[重心の違いから生まれる痛みの考察]

・立位時

大腿骨頭が骨盤の前後傾の軸となっています。仙骨は前傾方向に、寛骨は後傾方向に荷重が加わりやすくなります。

・座位

坐骨結節側が地面に対して垂直に接地するため、骨盤の前後傾に動く際の要となります。座位では仙骨も寛骨も前傾方向に荷重が加わりやすくなります。

 

 

女性は回転軸のポジションが、男性の仙骨や骨盤の位置より高いと言われています。その場合、女性は股関節より後方に荷重が加わりやすく、骨盤が後傾方向に動きやすいとされています。

骨盤後傾位に動くと、仙骨はカウンターニューテーションで垂直に動きます。通常、仙骨はニューテーションで斜め前方を向いた構造をしております。そのおかげで、上からの圧力や床反力を受けたとき、ある程度その負荷に耐えることができます。

しかし、生理中や妊娠中、出産直後で骨盤後傾位になると、仙骨と腸骨の剪断力が増大します。それにより、周囲の筋群の過緊張や骨盤の痛みに繋がる可能性があると考えられています。